月曜日, 3月 12, 2007

「より良い世界を築いていくために」-社会起業家の時代へ

最近、身の回りでよく聞くようになった言葉、
「社会起業家」(ソーシャル・アントレプレナー)

この社会起業家とは、地球環境、貧困、福祉、教育、医療など
幅広い分野において、優れたアイデアを武器に真正面から
問題解決に取り組み、多くの人々を巻き込みながら、世界を
より良い方向へと変えていく事業家のことです。

有名なところでは、ノーベル平和賞を受賞した
ムハマド・ユヌス氏がいます。
彼が設立したグラミン銀行の「マイクロクレジット」。
この貧しい人々の経済的自立を支援することが目的である
小口無担保融資は、これまでに280万人に総額40万ドルを
融資し、社会の発展に大きな成果を出しています。

この社会起業は国境を越えた潮流になってきており、
世界の各地で活躍し始めており、
私は最近若き社会起業家の何人かの方と知り合い、良い刺激を
受けています。

その中の一人に、NPO「かものはし プロジェクト」
共同代表の村田早耶香さんがいます。

カンボジアで、貧困のために幼い子どもたちが児童買春の被害に
あい、 深い傷を負っている現実を目にした村田さんは、とても
心を痛めます。

でも単に悲劇として捉えるだけでなく、自分の力で問題解決
できないだろうかと考えたのです。
共感する仲間とともに、アイデアを具体化していき、
子供には学ぶ機会、親に働く機会を提供することで、貧困を
なくしていくことに取り組み始め、現在個人や企業などからの
支援も広がって活動が行われており、現地では笑顔の子供たちが
増えてきています。

◎NPO「かものはし プロジェクト」
 http://www.kamonohashi-project.net/
 

昨日参加した、JICA主催のセミナー「参加型自然環境保全と
生計向上」の事例報告では、すばらしい社会起業家が講演
されました。
徳島県上勝町にある株式会社いろどりの横石知二さんです。

人口約2千人と四国の中の町ではもっとも人口が少ないこの町は、
高齢化率が徳島県でもっとも高く、86%が山林という耕地が
ほとんどない山奥にあります。

横石さんが初めてこの町にやってきた26年前には、あきらめや
負け組という悪い観衆が続いていたそうです。

高齢者、特に女性が活躍できる仕事はないものかといろいろ
思案していたところ、葉っぱのビジネスがいけることを閃き、
地元住民を説得し、市場を開拓し・・・

結果、今では年商30億円に。平均年齢70歳という高齢の方
たちが毎日元気に商品の生産、搬送を楽しく行っているとか。
中には月収70万近くも稼いでいる80歳のお婆さんもいる
そうです。

横石さんはこう話されました。
「”人は誰でも主役になれる”
 私はこの言葉が大好きです。
 ずっと出番のなかった上勝の人たちが自分の居場所を見つけて
 喜んでいます。
 村のお婆さんは、世界中探したってこんな楽しい仕事ない
 でしょ。といいながら今日も元気に出荷を行っています。」

◎株式会社いろどり
 http://www.irodori.co.jp/index/index1.html


地域社会の持つ力を現実の形にし、住民の方たちの生きがいを
創り上げ、より良い社会を創り上げている横石さん、村田さん。
とてもすばらしい社会起業家です。

営利企業やNPOなど組織はさまざまですが、社会起業家はいずれも
向いている方向は皆、より良い社会を目指すという同じものです。
その思いや行動に共感して、ヒト、モノ、カネが集まり、
ビジョンは現実の形になり、社会を大きく変革していくうねりが
起きていきます。

これからの時代は、多様な個性を求めています。
これからも多くのすばらしい社会起業家が現れ、世界をより良く
していくことでしょう。

私も頑張らなくては!

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