月曜日, 4月 02, 2007

「社員をサーフィンに行かせよう」-イヴォン・シュイナード

「社員をサーフィンに行かせよう」

このとても鮮烈的なタイトルは、有名なアウトドアメーカーで
あるパタゴニア社の創業者、イヴォン・シュイナード氏の著書の
題名です。

私はこの本をすばらしい友人であり、パタゴニア日本支社で
環境担当として働いている方からいただきました。
(この本は、東洋経済社から出されているもので、お読みすること
をおすすめします)

アウトドア衣料メーカーとして有名なパタゴニア社では、
この本のタイトルの通り、社員は本当にいつでもサーフィンに
行っていいのだそうです。
その他、登山、自転車、ランニング、などどんなスポーツでも
構わないのだとか・・・

事実、前述の友人はつい先日休暇をとって、米国へ1週間ほど
行き、トレイルランニングに汗を流してきたと言って、すばらしい
笑顔で話してくれました。まことにうらやましいかぎりです。

ではなぜ、イヴォン・シュイナード氏は社員がこのような時間を
過ごすことを認めるのか。
それはぜひこの本を読んでいただきたいのですが、少し紹介すると
こう書いてあります。

「責任感」社員一人一人の高い判断力を求める上での責任感
「効率性」自分が好きなことを思いきりやれば仕事もとうぜん
      はかどるものです
「融通をきかせること」常日頃から生活や仕事のスタイルを
      フレキシブルにしておく
「協調性」周囲が互いの仕事を知っておき、互いが信頼しあって
      いる職場にする
「真剣なアスリート」より多くのプロフェッショナルを雇い入れ
      自然やアウトドアスポーツの経験と知識を取り入れる

日本人的な感覚ですといっけん軽いように見えてしまうこの
「社員をサーフィンに行かせよう」ですが、実はこのように
社員個々の自主性を鍛え、仕事の生産性も高くし、組織を強く
するということに機能しているのです。


そして私がパタゴニアをとてもすばらしい企業だと思う理由の
大きなものに、同社の掲げている使命があります。
それは、
「私たちの地球を守る」というもの。

イヴォン・シュイナード氏はこう語っています。

「創業以来、ずっと企業の責任とは何かという課題と
 格闘してきた。
 ビジネスとは実のところ誰に対して責任があるのかと
 いうことに悩み、それが株主でも、顧客でも、
 あるいは社員でもないという結論にようやく達した。

 ビジネスは(地球)資源に対して責任がある。
 
 自然保護論者のデイヴィッド・ブラウアーは
 『死んだ地球からはビジネスは生まれない』と言った。
 健康な地球がなければ、株主も、顧客も、
 社員も存在しない。」

「私たちの会社「パタゴニア」は実験的な試みだ。
 その存在意義といえば、
 「母なる地球」の健康に警鐘を鳴らすさまざまな書籍に
 出てくる「自然破壊と文化の崩壊を避けるために、
 すぐに取りかかるべき数々の勧告」を実行に移すことだ。
 
 自然環境が崩壊の危機に瀕しているとの認識を科学者たちが
 ほぼ一致して持っているにもかかわらず、
 私たちの社会は行動を起こそうという意志に欠けている。
 関心の欠如、気力の欠如、想像力の欠如に、
 集団で冒されているのだ。

 現在広く受け入れられている資本主義のモデル、
 果てしない成長を必要とし、自然破壊の責めを負って
 しかるべきモデルは、排除しなくてはならない。
 
 パタゴニアとその一千名の従業員は、
 正しい行いが利益を生む優良ビジネスにつながることを
 実業界に示す手段と決意を持っている。

 本書の完成までに、実に15年の歳月がかかった。
 それだけ長い時間を費やしてようやく次のことを
 立証することができたのだ。

 従来の規範に従わなくてもビジネスは立ちゆくばかりか、
 いっそう機能することを、
 百年後も存在したいと望む企業にとっては、

とりわけそうであることを。」

私たちが、パタゴニアのような高い理念を持った企業を
応援し、商品の選択を行っていくことは、
地球環境保全につながる確かな一つの道になっていきます。 



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