火曜日, 6月 05, 2007

「環境の日&環境月間と私たちの行動変革」-石 弘之

今日、6月5日は「環境の日」です。
そして6月は「環境月間」。

これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された
「国連人間環境会議」を記念して定められたもの。
国連ではこの日を「世界環境デー」とし、日本では
1983年に制定された「環境基本法」によって
「環境の日」とされました。

石 弘之さんは、「国連人間環境会議」を振り返って、
こう おっしゃっています。

「第二次大戦が終わって、経済の復興が世界的に
浸透してきた1960年代以降、
産業の急拡大と共に産業革命よりもさらに  
大きな変化が広がってきた。  

自然破壊や野生生物の絶滅のみならず、
産業施設から排出される汚染大気や排水、
膨大な廃棄物だった。  

それまでは「自然」が保護対象だったのが、
人間の活動によってもたらされたさまざまな問題をも
含む「環境」として、広く捉えられるようになった。  

米国から世界に拡大した環境保護運動は、
「環境革命」と称されるほどの大きなインパクトを、
社会、経済、そして  政治にまで与えた。  

1970年代に入って、「人間環境」という新たな枠組が
できあがった。  
人間と環境は別の存在と考えられてきたのが、  
人間も環境の一部であり、両者は運命共同体として  
捉えられるようになった。  

とくに1972年にストックホルムで開催された
「国連人間環境会議」で、この概念が定着した。  
会議では、貧困問題、植民地主義、天然資源など、
従来の「環境汚染」「野生生物保護」といった環境問題では、
到底収まりきれないほど多岐にわたる議論が展開された。  

「環境」は、もはや「人類の生存や福祉の共通基盤」と  
認識されるようになった。  

その後、環境問題は「持続的開発」という新たな概念の
もとに集約されつつあるが、「共通基盤」であることは
いっそう強く認識されている。」

地球上に住む人類は、自分たちの存在を危うくしている
現在の システムに耐えられなくなっています。
もちろん私たちは、いまだにそのような脅威に取り囲まれた
ままですが。

しかし、その事実に少しづつ気がつき、人類自らが、
政治・経済・ 宗教・社会・教育の各システムにおいて、
その脅威を作り出したのだということを十分に
認識しています。

これから必要なのは、多くの生命や自然環境に
負荷をかけ続けている
「win-loseで古い仕組み・やり方・価値観」を手放し、
「win-winで持続可能な仕組み・やり方・価値観」を創造して
いくことです。

・自分のライフスタイルを見直し、環境に負荷をかけないように
 すること。
・職場においてももちろん。
・長く続くように楽しく、ライフスタイルの変革を行う。

この作業は、私たち一人一人が主体的になって、
他者と協働しながら創り上げていくものです。

「持続不可能な社会(大量生産・消費・廃棄)」から
「持続可能な社会(資源・エネルギーの量を
できるだけ抑えた社会)」への転換を目指して。

皆さんも決して傍観者ではなく、
ぜひ主体者として未来社会の 創造活動に参加しませんか!


石 弘之 氏  
環境ジャーナリスト、環境問題研究者。
1940年東京に生まれる。東京大学卒業後,
朝日新聞社入社。 東京本社科学部次長等を経て
85年より編集委員。
96年東京大学大学院教授。
2002年駐在ザンビア特命全権大使。
現在、北海道大学公共政策大学院教授。
この間,ニューヨーク,ナイロビなどに駐在。
世界約130カ国で取材・調査・講演活動。
持続可能な開発のための日本評議会(JCSD)議長等を
つとめる。
〔著書〕
『地球環境報告』『地球環境報告ⅠⅡ』(岩波新書)
『世界の森林を追う』『地球破壊・七つの現場から』(
朝日新聞社)
『子どもたちのアフリカ―忘れられた大陸に希望の
架け橋を』(岩波書店)等




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