土曜日, 4月 05, 2008

「自ら意志することで、己が生命を輝かせ深い花を咲かせる」-☆森のクマさん☆

先月の20日から23日まで、仕事で沖縄の「やんばる」
行っていました。

30年ぶりの沖縄訪問でしたが、最初に行ったときの記憶は
はるか遠くにあり、ほぼ初めての訪問といっていい状態でした。

「やんばる(山原)」とは、沖縄本島北部の国頭村、東村、大宜味村の
辺りの総称で、深い緑につつまれた亜熱帯の森が広がっています。

森の総面積は340K㎡、平均気温22度、年間降雨量3,000mm、
熱帯から温帯までの多くの生物が棲息し、動物は3,700種、
植物は1,200種を超えているといわれており、
様々な生命の多様性に富んだ「奇跡の森」と呼ばれています。

現地では地元の環境NPO「やんばる森のトラスト」がこの地域の
自然の大切さを地元の子どもたちに伝えながら、森を守る様々な
取り組みを地道に継続して行ってきています。
http://www.wbsj.org/nature/hogo/others/iba/search/sites/nansei/159-yambaru.htm

私は、今回初めて現地の自然環境を目にし、
短い滞在日の中で、ヤンバルクイナやノグチゲラ、サシバ、
リュウキュウコノハズク、リュウキュウツバメ、イソヒヨドリ、
リュウキュウアオガエル、ハナサキガエル、シリケンイモリなどに
出会うことができ、多様性の豊かさを実感してきました。

夜、林道を車で走っていると、前方にリュウキュウイノシシが現れたり、
専門家の方と一緒に真っ暗な中を島最高峰の与那覇岳の登山道を
懐中電灯1つを照らしながら歩き、ハブに気をつけながら
真剣に目をこらして必死のナイトハイキングを冷や汗で楽しんだり・・・

しかし、この地域はすばらしい自然を奇跡的に持ちながらも、
国立公園に未だ指定されていません。
ダムや林道など土地の開発が進み、ハブ退治のためにかつて外部から
持ち込まれたマングースが繁殖して、飛べない鳥で希少性の高い
ヤンバルクイナなどの生き物たちが絶滅の危機にあります。

昔から残されてきた伝統文化を守る人々がいる一方で、
種々にある開発などの問題。
これをめぐる様々な考えや立場の組織・人々。

持続的な社会の構築に向かって、人と人、人と自然との関係の見直しが
現地で少しずつですが、徐々に起き始めています。


3月後半のやんばるの森は、芽吹きの季節を迎え、
黄緑色に森が染まっていました。
スダジイの黄色い若葉、イジュの赤い新芽、シロダモの若葉など。

様々な木々が茂り、多様な生命に彩られたやんばるの森に入り、
藤尾秀明氏の言葉をひたすら実感していました。

「生きるとは、ただ生き切るということである。

 この地上にある生命あるものはすべて、
 ただ生きるという目的に向けて、
 全力をあげて生きようとしている。

 そのことだけを信じて躍動している。

 それが生命の本質である。

 そして、それが天の意思である。」


私たちは自ら意志することで、
己が生命をさらに輝かせ、
深い花を咲かせることができる。

やんばるの森は、私にそう教えてくれました。




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